派遣スタッフには柔軟性が必要です

人手不足が深刻な介護施設では無資格や未経験の方でも働くことが可能なため、社会のニーズに対応する派遣会社も同様に無資格や未経験の方を介護施設に派遣する事が可能です。

無資格でも介護施設には経験豊富なスタッフがいるため心配無用、しかし一人で介護を完結しなくてはならない訪問介護の場合は無資格では不可能、最低でも介護職員初任者研修以上の資格が必要です。

介護施設の形態(デイサービス・ケアハウスなど)によって業務内容が異なりますが、資格の有無で業務の内容に大差はありません。

しかし、介護施設によっては正職員・派遣・アルバイトで業務内容が異なる場合もあり、派遣先の介護スタイルに合わせられる柔軟性が求められます。

自分流を通すと場の雰囲気をおかしくするだけでなく、スタッフによって介護スタイルが異なったら要介護者に負担を生じさせます。

ベテランの派遣スタッフになると、様々な介護施設で経験しているため場合によっては不可解な介護方針に疑問を抱くこともありますが、派遣先に意見するのではなく派遣先と派遣会社とのパイプ役であるコーディネーターに相談することが賢明です。

介護未経験の方はいきなり正社員になるのでなく、自身の適性を知るために派遣やアルバイトから始めると負担が軽減されます。

正社員では最低でも週40時間働かなくてはならず、時には看取る場合もある介護職をいきなり週40時間働くことはハードルが高過ぎます。

正職員より派遣スタッフの方が収入が高い場合もありますが、派遣スタッフには派遣期間3年の壁があるため、同じ介護施設で3年以上働くことは出来ず、3年以降は正社員採用されるか別の派遣先に変わらなくてはなりません。